こんにちは!セイゾーです。鉄鋼材料の材質記号「SPH」は、熱間圧延された軟鋼及び鋼材を指します。以下に、その特徴と用途について説明します。
- 特徴:
- 熱間圧延: 「SPH」は、鉄鋼を高温で圧延して得られる鋼材を示します。この加工方法により、鋼材の形状や寸法を調整し、機械的性質を向上させることができます。
- 軟鋼及び鋼材: 「SPH」は、一般的に軟質の鋼材や軟鋼を指します。これらの材料は、比較的柔らかく、加工性が良い特性を持ちます。
- 用途:
- 建築材料: 「SPH」鋼材は、建築や構造物の製造に広く使用されます。例えば、建物の骨組みや鉄骨構造、橋梁、車両のフレームなどに利用されます。
- 機械部品: 軟鋼及び鋼材は、機械部品の製造にも適しています。例えば、シャフト、ボルト、ナット、プレートなどの部品に使用されます。
- 性質:
- 加工性: 「SPH」鋼材は、その柔らかさと加工性の良さから、様々な形状に加工することが可能です。これにより、複雑な部品や構造物の製造に適しています。
- 溶接性: 軟鋼及び鋼材は一般的に溶接性が高く、溶接加工に適しています。これは、部品の組み立てや修理作業において重要な性質です。
「SPH」鋼材は、その加工性と溶接性の良さから、建築や機械製造業などの幅広い分野で使用されています。

SPHは、熱間圧延軟鋼を表す記号です。日本産業規格(JIS)で定められたもので、主にプレス加工や絞り加工などの塑性加工用鋼材として使用されています。
SPH鋼材の特徴
- 熱間圧延によって製造されており、比較的安価で入手しやすい材料です。
- 良好な塑性加工性を持ち、プレス加工や絞り加工などの加工に適しています。
- 引張強さが270以上保証されており、塑性加工用鋼材として十分な強度を有しています。
- 比較的柔らかい鋼材であり、切削加工も容易です。
SPH鋼材のグレード
SPH鋼材には、以下の4種類のグレードがあります。
- SPHC: SPH鋼材の中で最も一般的なグレードです。引張強さが270以上保証されており、プレス加工や絞り加工などの塑性加工に広く使用されています。
- SPHD: SPHCよりも炭素含有量が低く、更に優れた塑性加工性を持ちます。薄肉の絞り加工などに適しています。
- SPHE: SPHCよりも炭素含有量が多く、強度がやや高くなります。パンチングなどの加工に適しています。
- SPHF: SPHDよりも炭素含有量が多く、更に優れた塑性加工性を持ちます。薄肉の絞り加工などに適しています。
SPH鋼材の用途
SPH鋼材は、以下の用途に広く使用されています。
- 自動車部品: ボディパネル、ドアパネル、バンパーなど
- 家電製品: 洗濯槽、冷蔵庫ケース、電子レンジ筐体など
- 建築材料: ダクト、雨樋、屋根材など
- 事務用品: ファイルボックス、キャビネットなど
- その他: 玩具、スポーツ用品、農業機械など
SPH鋼材の選定
SPH鋼材を選ぶ際には、以下の要素を考慮する必要があります。
- 加工方法: 使用する加工方法に適したグレードを選択します。
- 強度: 必要とされる強度を満たすグレードを選択します。
- 寸法精度: 必要とされる寸法精度を満たすグレードを選択します。
- 表面仕上げ: 必要とされる表面仕上げを満たすグレードを選択します。
SPH鋼材に関する規格
SPH鋼材は、JIS G3131「熱間圧延軟鋼板及び鋼帯」で規格化されています。この規格では、SPH鋼材の化学組成、機械的性質、寸法公差、検査方法などが定められています。

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